令和7年度知財金融事業専門家セミナー 開催報告
開催報告
令和7年8月5日(火)、知財ビジネス報告書の作成・活用を通じて、知財に強みを持つ中小企業を支援していきたい弁理士等専門家の皆様に向けて、知財金融事業専門家セミナーを開催いたしました。
本年度は、知財ビジネス報告書の作成における重要なポイントの一つである「財務的な視点の活用や中小企業とのコミュニケーションにより、中小企業の事業課題を、知財と関連付けてどう抽出していくべきか」に関するナレッジについて説明いたしました。
開催日時
令和7年8月5日(火)15:00~16:30
プログラム
(1)知財金融事業の紹介(10分)
(2)専門家による講演①
~知財ビジネス報告書の作成に必要な基本的な財務知識のナレッジシェア~(40分)
- 事業状況を理解するための、財務情報の基本的な読み方
- 財務情報からの、強みや事業課題抽出に向けた着眼点を学ぶためのケーススタディなど
(2)専門家による講演②
~知財ビジネス報告書の作成に必要な基本的な中小企業支援手法のナレッジシェア~(40分)
- 中小企業支援における信頼関係構築のポイント
- 事業と知財の繋がりを整理し事業課題抽出に繋げるケーススタディなど
セミナー講師情報

<角田 皓一氏>
角田皓一会計事務所
【経歴】
大手税理士法人、有限責任監査法人トーマツを経て、角田皓一会計事務所を創業(一貫して財務領域に従事)
現職では特に、ディープテック系ベンチャーや技術系中小企業に対して、事業戦略及び数値計画の策定、資金調達(Equity/Debt)、企業価値評価の支援に注力
【本事業に関する専門知識・知見】
財務を支援の中核としつつも、その企業が有する技術を構造的に理解し、それに基づいた事業戦略を策定し、財務(数値計画・資金調達等)に繋げる複合的な視点での支援経験を有する
中小企業の事業承継やM&A、新規事業、事業再生、IPO等、
様々な局面における財務の支援を経験を有する
ベンチャー企業の資金調達環境の整備を目的に、中立的な立場から、金融機関からの融資促進に関する調査・検討を実施(企業価値担保権の活用を含む)

<近藤 真吾氏>
有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部
ガバメント&パブリックサービシーズ
【経歴】
大手自動車メーカーの研究職、知的財産部
有限責任監査法人トーマツに転職
現職では特に、中小企業支援に注力
1,000社以上の経営相談に対応し、200社以上の伴走支援に従事
【主なプロジェクト実績】
2016年11月当法人に転籍し、同年から3年間は特許庁委託事業「地方創生のための事業プロデューサー派遣事業」にて、初代事業プロデューサーとして、北九州に赴任、中小企業の事業化及び成長を支援。中小企業の技術を大企業に売込む「北九州モデル」を構築し、売上10倍増(5000万円→5億円/年)や大学発スタートアップ(SU)を東京の大手鉄道会社との共同開発に結び付ける等の成功事例5件を創出
2021年9月より2023年9月までの2年間、静岡県富士市地域産業支援センターにコーディネーターとして勤務し、『富士美芋のブランド化』、『創業100年の鉄工所の経営戦略』、『エクステリア専門の設計事務所の創業』等、地域活性化の伴走支援の成功事例5件を創出
アーカイブ動画
配布資料_R7年度専門家セミナー
(1)知財金融事業の紹介
(2)専門家による講演①
~知財ビジネス報告書の作成に必要な基本的な財務知識のナレッジシェア~
(2)専門家による講演②
~知財ビジネス報告書の作成に必要な基本的な中小企業支援手法のナレッジシェア~